支払いプランを立てよう

借金返済計画を具体的に考えよう

返済プラン

返せないほどの借金をしてしまう原因は計画力の不足です。

そのため、借金を返済するためにまず行わなければならないのが計画だといえるでしょう。 計画的な借金返済を心がけるためには、まず自分が扱えるお金についての正確なデータを導き出す必要があります。 最初に色々な返済額を設定していくつかの返済シミュレーションをしてみることが大切で、その中で自分にとって合理的な計画を選択していきます。

緩やかに借金返済をしていくか、ある程度無理をして短期間での完済を目指していくかは自分次第で、それは自分の性格や状況に応じて決めていきましょう。 そして、月々にどのくらいの返済ができれば現実的に借金の支払いをしていけるのかがわかったら、次は返済費用の捻出の段階です。

毎月の借金支払い額について考えよう

まずは、家計の見直しが基本で、居住費や光熱費、通信費、保険、といった固定支出を導き出していきます。 固定支出を切り詰めていくと、使い道が自由なお金がみえてきますので、この分からどのくらいを借金返済にまわすかが重要になるのです。

この使い道が自由なお金を全て返済にまわすことができれば当然、借金返済までの道のりは短くなりますが、その分生活に無理が生じる可能性も増えます。 趣味などに使うお金を一切をなくして、全て返済にまわして数年、数十年と問題なく生活していける精神力の持ち主ならばそれでも問題ありませんが、趣味や娯楽のない生活というのは想像以上にハードなので、あまりにギリギリの部分で返済計画を立ててしまうと、途中で挫折してさらなる借金を作ってしまうということになりかねません。

また、自分で借金返済計画を立ててしまうと、ついつい甘えてしまう、無理な計画を立ててしまう、という人は専門家に相談して合理的な返済計画を掲示してもらうという手段も残されていますので、あえて他人に委ねてみるというのもよいでしょう。

いずれにしても、初期段階での計画が借金の返済に大きく関係してくることは間違いありませんので、しっかりと行っておきたいものです。

体験談を参考にしよう

多額の借金がある人が、どの様にその問題を解決したかを知ることは、自分の負債を解決する糸口となります。 借金体験談の中には、ほとんど自分のケースと一致すると言うものもあるでしょう。

それらを参考にすることにより、間違った手法を採って寄り道をすることなく最短で債務問題を解決することができるでしょう。 インターネットを使えば、借金返済の体験談は簡単に検索して読むことができます。

体験談を読むという作業はさほど時間は掛からないし、費用も掛からないので、ぜひ実行をしましょう。

似たような借金内容の人がどの様に借金返済をして問題を解消したのかを知り、それと同じ手法が自分の場合にも使えるかを確認しましょう。 運よく同じ借金解決方法が使える場合には、同じことをすれば、借金苦の今の状況から逃れることができます。

また、まったく同じ手法が使えなかったとしても、解決への何らかのヒントは得られるはずです。 多額の借金や多重債務者はぜひ、他の方の借金返済体験談を参考にしてみてください。

返済中の生活は辛い

「支払い能力以上の買い物をすると返せない」。 当たり前のようですが、自分が借金返済をする直前はこの感覚が麻痺していました。 私はずっと父親から譲り受けたオンボロ車に乗り通勤していました。

ある時、職場付近の中古車屋に、学生時代からカッコ良いなと思っていた車が入荷されていました。 自身の安月給では、何ヶ月も貯金しなければ購入することが出来ない車だったのですが、その時どうしても欲しいと思ったのです。 学生時代と違い、自分は今定職に就いており、安いながらも安定した収入があると気が大きくなってしまい、消費者金融で借金をしてお金を借りるという選択に出てしまいました。

借りた額は105万円、月々の借金返済は3万円でした。 念願の自動車を手に入れ、毎日の通勤も楽しくなりました。 しかし当然利息も付き、借りた額以上に借金の返済を行わねばなりません。

保険、家賃、生活費でギリギリであったのに、それプラス借金の返済が追加されると、たちまちに生活が立ちゆかなくなります。 借金を行う前は車欲しさで、特に自分の生活を考えていませんでした。 食費などを削って1年間なんとか借金返済を頑張りましたが、次第に体調が悪くなってきたため、ようやく今自分がやっていることの危険性に気づき始めました。

その時は「もう借金を消し去りたい」とばかり思っており、自己破産まで考えだしていました。 ただし自己破産をすると借金は消えますが、家財など全部取られてしまうのではないか、将来数年間借金できないという恐ろしさで、最終的に「買った車を元の中古車屋に売り、返済金を作る」という手段に出ます。 中古車屋さんに事情を話すと、苦笑いをしながら査定額58万円という価格で買い取ってくれました。

返済金として58万円を直ぐに振り込み、残り数万円という所までこぎ着け、なんとか翌月に借りた借金の全額を払い終わりました。 払い終わった後の安息感は、今後借金は考えてしようという良い薬になったと思っております。

1年間だけ自分の念願を果たすことができましたが、それ以上に借金返済中の生活の辛さを体感致しました。 現在は父親のオンボロ車が頑張って私を職場まで運んでくれています。 [追記]

連帯保証人となった為に借金返済する羽目に

何年か前に親戚が、連帯保証人として借金を背負わされました。 相手は会社関係の知り合いの方だったそうです。 どういういきさつで借金の連帯保証人の判を押すことになったのか分かりませんが、そもそも人がいいので、一生懸命にお願いされて断り切れなかったのでしょう。

ある日親戚のもとに急に借金の返済を迫る電話が入り、慌ててその知り合いの方に連絡を取ろうとしましたが、時すでに遅しでどこかへトンズラしてしまっていたそうです。 借金返済の金額は、大手企業の管理職に就いていた親戚の給料で、なんとかがんばって返し切れる程度でした。 しかし決して小さな額ではなく、羽振りの良かった親戚の家は一気に借金のために生活水準が落ちました。

しかも一番驚いたのは、久々に顔を合わせた時のその親戚の容貌がすっかり変わってしまっていたことです。 いつ会っても明るくて、いつもニコニコと笑顔を絶やさず、誰に対しても元気で大きな声をかけ、常に人の輪の中心にいた人でした。 それなのに、しばらくぶりに会った時にはまず笑顔が見られず、ちょっと口を歪めて笑ったかと思っても、目は全く笑わない。

また声は聞き取りにくいほど小さくなり、顔色が冴えなくなり一気に老け込んでしまった様子で、借金返済のために別人ではないかと思うほど劇的に変化していたのです。 後から周囲にそうした事情を聞いてなるほどと思うと同時に、お金とは、借金とはそれほどこわいものなのかと恐ろしくなりました。 もちろん迂闊に借金の判を押してしまったことはいけないのですが、少なくとも善意で行ったことがきっかけで、これまで築き上げてきた全てを失うことになるというのがどれほどの衝撃か、その親戚の変貌ぶりを目の当たりにして思い知らされた気がします。

そんな人と紛れも無く血の繋がりがあり、しかも父はその親戚に勝るとも劣らないお人好しで通っているので、自分ともども本当に連帯保証人には、何より借金にはくれぐれも気をつけて生きていきたいと思っています。 [追記]

闇金に手を出してしまい債務整理が大変

最初はほんの少しの額だったキャッシングも、膨れ上がるまでそんなに期間はかかりませんでした。 しばらくは自転車操業で借金返済を続けていたのですが、そんな状況はすぐに崩れてしまいます。

ついにはまともなところでは借りられなくなってしまいました。 しかしキャッシングの支払い日は無情に毎月やってきます。 「その場しのぎでいいからなんとか現金がほしい!」そう思うようになっていました。

その一心で借りられるところを探したところ、ある1件の金融業者を見つけました。 「ブラック・多重債務でもOK」といううたい文句にまんまと釣られたのです。 コレが実は闇金だったのです!

闇金は法外な金利、でもとにかく借りたかったのですぐ返済すればいいやぐらいの気持ちで借りました。 少しでも借金返済が遅れたら容赦ない取立てがやってきますし、高金利なのでなかなか減りません。 いよいよ借金返済もどうしようもなくなってしまったので、債務整理をすることにしました。

闇金の債務整理はプロでも大変のようで、弁護士の中でも断るところがあるみたいです。 それに普通より時間もかかり、1年かかってやっとで決着がつきました。 通常であれば4ヶ月から半年ぐらいで終わるみたいなんですが、闇金だったので時間がかかったようです。

弁護士に依頼した時点で取立ては止むはずなのに、闇金なので言うことを聞いてくれず大変でした。 今後、借金返済が大変なので軽い気持ちでお金を借りてしまわないよう気を付けたいと思います。 [追記]

借金返済できず、自己破産で友人に迷惑をかけてしまった

借金返済がどうにもならなくなり、自己破産をすることにしました。 債務は数社のキャッシング以外にも、車のローンなど。 もちろん車は処分の対象になりました。

キャッシングは無担保になっていたのですが、実は車のオートローンは友人を保証人につけていました。 そのことで自己破産すべきかずっと悩み続けていたのですが、闇金に手を出す一歩手前で結局破産を決めました。 結果、借金返済で友人に迷惑をかけることになってしまったのです。

自己破産は借金返済がチャラになると楽観的なイメージもありますが、やはりそれだけペナルティもあります。 ですがやはり精神的に追い詰められて最悪の事態になるよりはと考え、友人にも話した上で自己破産を決めました。 任意整理の場合なら債務整理をしたい負債を選ぶことができるのですが、自己破産ではできません。

友人に保証人になってもらっているオートローンのみ借金整理せずに残すということはできないのです。 今回は友人に頭を下げ、免責決定後に少しずつ返済していくことを約束して破産をすることにしました。 やはり友人には怒られましたが、私のことをもう1回信じてくれると言ってくれました。

オートローンは保証人になった友人が払うことになっています。 以降、借金のことでやはり引け目を感じてしまう毎日ですが、それも仕方のないことです。 二度と同じことを繰り返さないように、また借金返済で迷惑をかけてしまった友人に恩返しができるように心を入れ替えて頑張って行かなければと思っています。 [追記]